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〈論調〉 対話と戦争演習は両立しない

 米国が25日から南朝鮮好戦勢力と共に連合戦時増援演習とフォールイーグル合同軍事演習を繰り広げようとしている。

 これは、米国が対話の裏で悪巧みをしていることを示す許しがたい軍事的挑発策動である。

 周知のように、今年に入って朝米間には対話と協議が相次いで行われている。 米国がこのような時に、対話の相手を狙った軍事演習を繰り広げようとするのは、朝鮮半島で緊張状態を激化させている張本人が果たして誰なのかをはっきり示している。

 米軍部がわれわれの核実験成功後、「新しい情勢変化に対処」するとして、「対北非常攻撃計画」を立て、朝鮮の主要施設を奇襲打撃するための準備を本格的に推し進めているということはすでに秘密ではない。

 米本土と海外基地から米軍の大兵力と先端軍事装備が朝鮮半島とその周辺地域に集結しており、米軍爆撃機が連日、南朝鮮地域の上空で航法飛行と空中戦、地上目標物打撃、地形熟達演習に奔走している。米国は、この延長線上で連合戦時増援演習とフォールイーグル合同軍事演習を「前例のない規模」で行おうとしている。

 現実は、米国が表ではわれわれと対話をするとしているが、裏では相変わらずわれわれを武力で圧殺しようとする企図を捨てず、侵略の機会だけをうかがっていることを実証している。

 対話と戦争演習は決して両立しない。

 わが軍隊と人民は、米国のごう慢な本性を一瞬も忘れておらず、侵略者の挑発に無慈悲なせん滅的打撃を加える万端の準備を整えている。

 米国は二面的な策動がもたらす結果について熟考し、愚かな企図を捨てるべきである。(17日発朝鮮中央通信社論評)

[朝鮮新報 2007.3.24]