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〈論調〉 米国の狡猾な代理テロ

 米国は謀略とテロの元凶としての犯罪的正体を絶対に隠せない。

 グレナダ、パナマに対する武力侵攻、アフガニスタン、イラク戦争などは米国のテロ政策の横暴さと犯罪性を示す国家テロ、軍事テロ行為の代表的実例である。

 米国はかつて「民主主義」「人権擁護」の口実のもとで自国主導の世界秩序の樹立に妨害になると思われる国の政府を転覆、破壊し、進歩的な政治家を暗殺した。米国こそテロの本拠地であり、テロの組織、執行国、後ろ盾である。

 米国のもっとも狡猾なテロの手法の一つは、手先を使って代理テロを行うことである。

 米国の代理テロは本質において、他国の人同士を互いにたたかわせて漁夫の利を得る最も狡猾で陰険なテロ行為である。

 現在、米国のテロ政策の主たる矛先はわが国に集中している。米国は南朝鮮とその周辺に武力を増強し、日本、南朝鮮と共に合同軍事演習などを行っている。これは、米国がわが国に反対する新しい国家テロ、代理テロを行うためのものである。

 戦争を防止して世界平和を守り、国の自主権と安全を守るためには米国の侵略政策とテロ戦略を阻止し、破たんさせるべきである。また、米国の手先、代理人になろうとする勢力に反対してたたかうべきである。(労働新聞4月22日付論説)

[朝鮮新報 2007.5.2]