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〈論調〉 ICC加盟は過去清算回避策動

 さる2月、日本はICC条約に対する国会の承認を経て同裁判所加盟に向けた国内の法律的手続きを終えた。

 日本の本心は明白である。日本はICC条約に21世紀の犯罪に限ってのみ司法権を行使するようになっている制約を巧妙に利用し、歴史にその類例がなく、今後もあり得ない特大型反人倫犯罪を覆い隠そうとしている。

 日本がICCに加盟しようとするのは、狡猾な過去の清算回避策動である。

 日本のような戦犯国、良心と道徳の欠ける国がICCに加盟して国際法を論じ、反人倫犯罪を糾そうとするのは無様であり、途方もないことである。

 日本の血塗られた過去の犯罪がICCのような国際機構によって洗浄される現象を絶対に許してはならない。日本は「平和」だの、「法の支配」だのと言う前に、人類に働いた過去の犯罪からきれいに清算し、新しい出発をすべきである。(労働新聞5月30日付論評)

[朝鮮新報 2007.6.9]