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〈論調〉 「ハーグ密使事件」100年

 わが民族史に亡国の恨みを記した「ハーグ密使事件」から100年が過ぎた。これに関連し、民族内部で反日気運が高まっている。

 こんにち朝鮮民族は、日帝によって王后を焼き殺され、銃と大砲によって亡国条約をねつ造されても訴えるところのなかった、心痛に耐えない過去と完全に決別し、世界に自分の威容を力強くとどろかす誇り高い民族になった。

 「ハーグ密使事件」は外部勢力はあくまでも外部勢力であり、民族の自主と独立は民族の力で獲得し、固守すべきであるという血の教訓を刻ませた。それゆえ現在、わが同胞は外部勢力の支配と干渉に断固と反対、排撃している。

 最近、日本反動層とそれに追従する南朝鮮の一部の親日分子は、動かしがたい歴史的事実である日帝の過去の罪と「ハーグ密使事件」の真相までわい曲している。とくに日本では、かつて日帝がわが国に働いた主権強奪行為をほうふつさせる反朝鮮、反総連弾圧策動が大々的に繰り広げられている。

 日本の反動層が、日帝がかつて朝鮮民族に血涙の亡国史を強要し、計りしれないあらゆる不幸と災難を強いたことについて謝罪、補償する代わりに、こんにちも引き続き対朝鮮敵視政策に執着し、総連弾圧を行っているのは、朝鮮民族に対する耐えがたい冒とく、挑発である。

 全同胞は、日本反動層の挑戦的な策動を断固と粉砕し、血の代価を必ず受け取るための民族挙げての闘争にいっそう果敢に立ち上がるべきである。(労働新聞16日付論評)

[朝鮮新報 2007.7.21]