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〈論調〉 日本政府のゆがんだ歴史観

 現在、日本の反動層は自分らの犯罪で染められたこのような歴史的事実が次世代にそのまま知られるのを怖れている。日本軍国主義者の極悪な犯罪性と野蛮性が後世にそのまま伝えられる場合、日本の軍国化を志向する自分らの反動的な政策が国内外の抗議と糾弾を免れないのは火を見るよりも明らかだからである。

 日本反動層の歴史否定行為は、歴史教科書改正にのみ限られていない。

 地球上から朝鮮民族自体を抹殺するために行った「創氏改名」を朝鮮人の要請によるものとわい曲する愚か者がいる一方、世界最大の性奴隷制度であった日本軍「慰安婦」問題を被害者たちの自発的意思によるものであったと覆い隠そうとする者もいる。

 最近は、日本当局者自身が直接前面に出て日本軍「慰安婦」問題に関連して軍の関与と強制性を否定する妄言を吐き、国際社会の怒りを買っている。

 日本の過去の犯罪の清算問題を放置しておいては国際社会の正しい発展についても言えない。最近、国際社会が日本の歴史わい曲、過去の犯罪隠ぺい策動に鋭く反応する理由がまさにここにある。

 日本の同盟国である米国内ですらも日本の過去の犯罪行為を問題視する動きが強まっている事実は、この問題がどれほど深刻な政治的問題として国際社会に提起されているのかをそのまま実証している。

 歴史をわい曲し、過去の犯罪を隠ぺいすることで日本がその責任から逃れられると考えるのは、極めて愚かな妄想である。

 日本は過去の犯罪に関する歴史的責任から逃れようとあがいているが、それは逆に自国の政治的、道徳的破滅を早めるだけである。

 日本が再生できる道は、誠実な謝罪と十分な補償にある。(民主朝鮮7月29日付論評)

[朝鮮新報 2007.8.8]