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〈論調〉 日豪「安保協力」構想はアジア侵略の先行措置

 日本がオーストラリアと「安保協力」に関する「共同宣言」を採択した。彼らが米国以外の国と「安保協力」の構想について合意したのは、前例のないことである。

 日本は、アジア太平洋地域で集団的な「安保協力」機構を作り上げ、それを進歩的な国々をけん制し、同地域を支配するための政治的、経済的、軍事的テコとして利用しようとしている。

 日本の執権者たちが標ぼうしている「安保協力」構想とは、日米間の同盟関係、米豪間の同盟関係をそれぞれ中身とする「扇形構造」をもつ「安保協力」機構を設け、地域の「安全」を「保障」するということである。 

 これを通じて日本は、アジア太平洋地域で広大な原料資源と商品販売市場を掌握し、反日自主勢力の成長を抑制し、制圧しようとしている。「安保協力」構想が日本軍国主義者の海外膨張のためのものであるというのは言うまでもない。

 日本の反動層がオーストラリアと「安保協力」に関する「共同宣言」を採択したのは、アジア侵略のための先行措置である。

 日本が掲げた「安保協力」構想なるものがまず、朝鮮を軍事的に侵略するための道具に利用されるというのは明白である。

 日本反動層の危険きわまりない「安保協力」構想に警戒心を高めなければならない。(労働新聞23日付)

[朝鮮新報 2007.8.29]