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朝鮮の水害復興へ支援金 各地の日本団体、市民ら

 8月、大きな被害が出た朝鮮の水害に対し、復興の一助にと各地の日本の友好団体、市民団体、個人から支援金が寄せられている。

■東京

 「東京・平壌友好交流会議」「日朝友好促進都議会議員連盟」をはじめとした団体、個人が100万円を寄付した。(写真)

 12日、「東京・平壌友好交流会議」の河合秀二郎事務局長らが総連中央を訪れ、南昇祐副議長に手渡した。総連東京都本部・朴昌吉委員長が同席した。

 席上、南昇祐副議長は、水害被害の状況や現状、そして日本政府が実施している独自の対朝鮮制裁延長の不当性について解説した。

 河合事務局長も、日本政府の制裁の延長は日朝の対話を閉ざしてしまうことになると指摘した。そのうえで関係正常化を急ぎ、信頼関係の構築を目指すべきだと強調、国交正常化の展望について「あと少しだと思う」と語った。(丘)

■京都

 「日朝友好京都婦人会議」の末本雛子代表が9月28日、総連京都府本部を訪れ、金学福委員長に50万円を手渡した(写真)。末本代表は8月の訪朝の際にも同額を現地で寄付している。

 末本代表は、両国の関係は未だ良好とは言えないが、復旧に励む朝鮮の人たちの姿を見て市民レベルでの支援をと、同会を中心に募金活動を展開してきたと述べた。

 「長年に渡り日朝親善と国交正常化の実現を目指して活動してきた。80歳を超えたが、生あるかぎり国交正常化をはじめとした日朝友好を、一人でも多くの日本人に訴えていきたい」【京都支局】

■大阪

 「日朝国交正常化の早期実現を要求する市民連帯・大阪」の有元幹明、永久睦子共同代表が5日、総連大阪府本部の金奉亨委員長を訪ね、さる9月15日に主催した国交正常化の早期実現を求める集会の際に集まった約12万9000円を手渡した(写真)。

 有元共同代表は席上、大阪での日朝交流を、朝鮮学校を支援する運動と共に他地域にも広げていきたいと述べながら、水害復旧を支援する活動においてもできることは続けていきたいと語った。

 金奉亨委員長は謝意を表しながら、今後も朝・日国交正常化実現のため、手を携えていこうと語った。(松)

[朝鮮新報 2007.10.17]