朝鮮の金英逸総理がベトナムを公式親善訪問するため２７日、ハノイに到着した。

　林景萬貿易相、李景植農業相、対外文化連絡委員会の文在�譜ﾏ員長代理、金永日外務次官、その他関係者が随行した。

　金総理は２７日、ベトナム共産党のノン・ドク・マイン書記長を表敬訪問した。席上、親善的な雰囲気のなかで談話が交わされた。金総理は席上、金正日総書記がマイン書記長に送るあいさつを伝えた。マイン書記長はこれに深い謝意を表し、金正日総書記に自身のあいさつを伝えてくれるよう金総理に託した。

　ベトナム側からはチャン・バン・ハン共産党対外部長、ホー・ディエン・ギ書記長補佐、グエン・バン・ト外務次官、レ・バン・ク朝鮮駐在大使が同席した。

　同日、朝鮮とベトナムとの首相会談がハノイで行われた（写真、朝鮮中央通信＝朝鮮通信）。金英逸総理とグエン・タン・ズン首相は、金日成主席とホー・チ・ミン主席によって築かれた両国間の親善の伝統を継いで双務関係をさらに強化、発展させ、互いの社会主義建設を支持し、協力し合うことと、共通の関心事となる問題について意見交換した。双方は上程された問題で見解の一致を見た。

　両国の部門別会談も行われた。李景植農業相とカオ・ドク・ファット農業・地方開発相との間で農業部門の会談が、対外文化連絡委員会の文在�譜ﾏ員長代理とホアン・トゥアン・アイン文化・スポーツ・観光相の間で文化部門の会談がそれぞれ行われた。双方は親善、協力関係を各分野で拡大、発展させることと、共通の関心事となる問題について意見を交わした。

　ベトナム政府は２７日、朝鮮内閣総理の訪問を歓迎して宴会を催した。

　一方、朝鮮とベトナム両政府間の２００８−２０１０年度文化、芸術、科学および教育交流計画書が２７日、ハノイで調印された。

　同日、朝鮮農業省とベトナム農業、地方開発省間の農業科学技術分野での協力に関する覚書も調印された。（朝鮮通信）

［朝鮮新報 2007.10.31］