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〈論調〉 ボルトンの愚かな行為

 最近、米国内の強硬保守勢力が再び頭をもたげて、われわれを悪らつに誹謗中傷している。その代表的な人物が新保守主義者のボルトンである。

 彼は、「北朝鮮が約束を守ると信じるのは愚かなこと」「歴史的に見れば、北朝鮮は絶対に核を自ら放棄しない」などと言い、「米国がだまされたことが証明されるのは時間の問題」であるとけん伝している。

 ボルトンの妄言は政府から追い出された者の悪口であって、一顧の価値もない。

 問題は、彼をはじめ米国の強硬保守勢力が6者会談合意文を破たんさせようと策動していることである。ボルトンがかつてなく熱心に議員たちを訪ね回りながら6者会談合意文に反対することを呼びかけ、共和党の一部議員が「政府の対朝鮮重油提供費用を承認しない」という立場を表明したこと、政府内の保守勢力が「北朝鮮が約束を違える場合、ムチを適用すべきだ」とうんぬんしたことはその一端である。

 米国の強硬保守勢力が6者会談合意文を破棄し、合意文履行に向けた米政府の行動を阻もうとするのは、彼らが朝鮮半島の非核化を望まず、対決のみを追求していることの証明である。強硬保守勢力の策動は、朝鮮半島の核問題をめぐって緩和の方向に進んでいる大勢の流れを快く思わない者らの幼稚な行為として、国際社会の非難を招くだけである。(7日発朝鮮中央通信社論評)

[朝鮮新報 2007.11.15]