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〈論調〉 朝米敵対関係解消は平和保障の根本条件

 朝鮮半島で軍事的緊張状態を緩和して平和を保障することは、時代の流れから見ても、現情勢の要求から見ても差し迫った問題である。

 朝鮮半島が戦後半世紀を越える長期間、戦争状態から脱することができずにいる根本的原因は米国の対朝鮮敵視政策にある。米国が唱える、朝鮮による米国の「安保脅威」は、朝鮮の自主的な対外政策と自衛的国防力の強化措置を中傷するための強弁であり、対朝鮮侵略策動を正当化するための口実である。

 米国の対朝鮮敵視政策が撤回されなければ、朝米関係の正常化はもちろん、朝鮮半島の強固な平和も保障されない。

 停戦協定を平和協定に替えることは、朝鮮半島の平和保障のための根本的な条件の一つである。停戦協定が平和協定に替わると、朝鮮半島で軍事的対峙状態が解消され、朝米間の信頼保障問題もおのずと解決される。

 朝米敵対関係を解消して信頼を築くことは、朝鮮半島の平和保障はもちろん、朝米関係正常化の実現と米国のイメージ改善にも切実に必要なものである。(労働新聞11月25日付)

[朝鮮新報 2007.11.30]