北南経済協力共同委員会の第１回会議が４〜６日、ソウルで行われた。

　会議には、全勝勲副総理を団長とする北側代表団と、権五奎副総理兼財政経済部長官を首席代表とする南側代表団が参加した。

　双方は、「北南関係の発展と平和・繁栄のための宣言」（１０．４宣言）と北南総理会談での合意に基づき、民族経済の均衡発展と共同繁栄のために経済協力を積極的に拡大、発展させていくうえで提起される諸問題を討議し、合意書を採択した。

　北と南は西海線道路と鉄道の共同利用、開城−平壌高速道路と開城−新義州鉄道の改補修の積極的な推進などで合意。また、造船協力地区建設と民間船舶の海州直航路利用、開城工業地区の活性化、資源開発、農業・水産、環境保護など各分野で互いに協力することで一致した。

　同委員会の第２回会議は来年上半期に平壌で開催される。委員会傘下の各分科委員会と、開城−平壌高速道路、造船協力地区などに対する現地調査の具体的な日程も確定した。（朝鮮通信）

［朝鮮新報 2007.12.14］