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大阪朝高吹奏楽部 第2回演奏会 勇気と感動与えた演奏

OBとの合同演奏

 大阪朝鮮高級学校吹奏楽部第2回演奏会が昨年12月2日、東大阪市立市民会館で開かれた。演奏会には、同胞、学父母、教職員、朝鮮学校および日本学校生徒など約600人が訪れた。

 昨年に引き続き行われた演奏会は、たくさんの人たちの支持と声援にこたえ、1年間同部の活動を支えてくれた人たちへの感謝の気持ちを伝えるものとなった。

 吹奏楽部は4年前から「温かい音楽」を奏でるため、部の再建をはじめ、昨年の「全員合奏」に継ぐ、楽しく愛があり、信頼のある音を奏でようと「愉信奏愛」という言葉を胸に演奏活動に励んできた。

 今年は、大阪府吹奏楽コンクールで優秀賞を受賞したほか、在日朝鮮学生中央芸術コンクールで13年ぶりに金賞に輝いた。

600人の聴衆から惜しみない拍手が送られた演奏会

 演奏会では、「ソバンウルソリ」「吹奏楽のための舟歌」「モーツァルト・メドレー」「子どもたちよ、これが私たちの学校だ」など、いろいろな曲が披露された。なかでも「大阪朝高 in Brass」では、ソロや踊りなどを交えて楽しく演奏し観客たちの拍手を浴びた。また、2年連続で全国大会に出場する同校サッカー部の勝利を願って応援歌を場内一体となって歌う場面もあった。

 公演終了後、吹奏楽部・鄭仁華部長は、「演奏会を通して音楽の楽しさや一つになった演奏がたくさんの人に勇気と感動を与えることのすばらしさを実感した。これからも吹奏楽部の伝統を引き継ぐため努力していきたい」と決意を述べた。

 朝鮮大学校音楽科で学ぶ同校卒業生の孫東勲さんは、「演奏会は本当に良かった。初めのトゥーランドットから始まってソバンウルソリ、OB合同演奏ではみんなと一緒に舞台に立ててホントに感激した。最後の『子どもたちよ、これが私たちの学校だ』は言葉にならないほど感動した。今も演奏が終わった瞬間に響いた拍手の中に包まれているような気持ちだ。みんなが思い切り楽しんでいる姿を見ていて本当に幸せだった」と感想を話した。【大阪朝鮮高級学校吹奏楽部】

[朝鮮新報 2007.1.12]