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在日同胞にパワーと勇気を

時事公演「新春の鐘」実行委員会会長 金栄淑さん

 22日、東京・練馬文化センターで行われる時事公演「新春の鐘」実行委員会会長。「昨年から在日同胞を取り巻く情勢がいつになく厳しさを増しているなか、分会に集まる同胞たちもこうした状況に頭を悩ませている。在日同胞にとって今はまさに『冬の時代』。同胞たちに希望と勇気を与えるため同実行委員会会長を引き受けた」。

 「本業は主婦」。でも、金さんはこのほかにも在日朝鮮人平和統一協会副会長、女性同盟埼玉県本部副委員長兼中部支部桶川分会分会長、金剛山歌劇団埼玉県後援会会長として多忙な日々を送っている。

 昨年は、朝大創立50周年記念事業実行委員会副会長として全国を駆け回った。

 父は初代平和統一協会会長の金政秀氏。「アボジが亡くなって10年。多くの在日1世が望み焦がれた祖国統一実現に向けてできるかぎりのことをしたい」と語る。

 公演では、埼玉文化芸術人協議会「オルサ」の一員として埼玉歌声合唱団と共に歌う予定。

 「埼玉のオモニたちと合唱団とは歌を通して十数年の交流を深めてきた。昨今の総連と在日同胞に対する露骨な弾圧は、日本の民衆運動への抑圧にもつながるものとして危機感を抱いている人も多い。今回の公演にはこうした不当な弾圧を許さんとする出演者たちの強いメッセージが込められている。多くの人に公演を観てもらいたい」

[朝鮮新報 2007.1.16]