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迎春公演出演の在日朝鮮学生芸術団 練習に励む生徒たち

 【平壌発=李泰鎬記者】平壌での正月公演(陰暦の正月)に出演する在日朝鮮学生芸術団が平壌で練習に励んでいる。日本各地の朝鮮学校32校から選抜された69人の初、中級部の生徒たちは1月31日に平壌に到着、18日の公演に向け練習を積み、ほぼ完成段階に入った(写真)。

 祖国から教育援助費と奨学金が送られるようになり50周年を迎える今年、生徒たちが演じる演目の題名は「祖国の青い空を抱き生きます」。50年間、途絶えることのない祖国の愛情への感謝を歌と踊りに込めた。

 生徒たちの演技指導にあたる平壌の芸術家たちは、在日同胞子女に対する差別や嫌がらせ、暴行事件が相次ぐ中で、勇敢にも祖国を訪問した幼い生徒たちが体いっぱいに表現する姿は「涙なくしては見られない」と言う。

 互いに初対面同士の生徒だが、すぐにうち解け、上級生が幼い生徒たちの面倒も見ながら元気いっぱい練習に励んでいる。

 話術で出演する尹鮮昊さん(中2、西東京第1初中)は、「みんなが心を一つにして一生懸命練習しています。みんなの思いを込めてしっかり声を出したいと思います」と意気込みを語った。

[朝鮮新報 2007.2.9]