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春をつげる! ジョイントコンサート 「日朝の文化 渾然一体に」

「小さくても存在することの大切さ」

 8日、東京都国分寺市で行われた「春をつげるジョイントコンサート」には400人の観衆が詰めかけた。会場で日本市民の多くの声を拾った。以下、紹介する。

 ●気持ちよくすばらしいコンサート。南北朝鮮の名曲、日本の歌…、日朝の文化が渾然一体となった舞台に酔いしれた。新しい文化の息吹を感じることができた。日本ではまだまだ「小さな存在」であっても、そこに存在することの大切さを実感した。(府中市から来た会社員、女性、56)

 ●「朝露」の合唱がとくに印象深かった。どこかに白髪がのぞくコーラスの人たちの歌声がとてもよかった。飾らない良さというのか、だからどの歌もきれいに響いた。合唱に「力」をもらった。

 「我らの願い」が歌われなかったのが唯一残念だった。朝鮮民族の分断、植民地支配の原因を作ったままその責任を果たさない日本の現実を深く省みて、受け止めたい。朝鮮の統一支援のためにどうすればいいか、日本人として考えていきたい。(狭山市から来た無職の男性、57)

 ●コール華、ヘバラギの人たちの顔の輝きと笑顔がすばらしかった。日朝友好の歌声が力強く感じられてうれしかった。音楽が国境を超えて、平和と友好の架け橋になることをあらためて感じた。

 楽しい時間を過ごさせてもらい、入場料が千円というのは、安くてありがたいが、赤字のことが心配です。(小平市から来た無職の女性、65)

 ●「アリラン」と「あかとんぼ」の合唱、とてもよくあっていて夢のように感じられました。ステージが多彩な顔ぶれで、クラッシック楽器、民族楽器もとてもよく溶け合ってとにかく最高でした。これからもみなさんのご活躍を祈ります。入場料をもう少し上げてもよいのでは。(都内在住の女性会社員)

 ●内容が充実して、プログラムの構成もとても良かった。1000円の入場料は安すぎました。もっとも私はカンパのつもりで2000円払いましたが…。コンサートが定例になっていったらとてもうれしい。感動的なステージをありがとうございました。(立川市から来た無職の女性、56)

 ●「電通」の歌った「オホーツクの歌」「喜びも悲しみも幾歳月」がよかったです。「リムジン河」の美しいメロディーに深く心を打たれ、自然に涙が出ました。南北を隔てる河に一日も早く橋が架けられるよう祈っています。

 舞台にはさまざまなサプライズが仕掛けられていて楽しかった。ヨン様ありチャングムありで、心から楽しかった。女声コーラスの歌声も衣装もステキ。すばらしい文化交流を目と耳で刻んだ本当に楽しいひとときで、あっという間の2時間でした。これを機会にぜひ、次も計画してください。(昭島市の女性、70)

[朝鮮新報 2007.2.15]