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「生活と社会科学」第10号 10年の研究集大成

 昨年6月結成10周年を迎えた社協兵庫支部。その間、年間誌「生活と社会科学」を発刊してきた。本誌は第10号。

 社協兵庫支部は在日朝鮮人問題を中心に朝・日間をめぐる近代史の研究、民族教育問題の研究と同胞生活とその権利、祖国統一、時事などの諸問題の研究会を発足させ、資料の収集、研究分析を目指してきた。その成果の一端が「生活と社会科学」に反映されてきたのである。

 創刊から9号まで62人の大学教授、講師、評論家、新聞記者、研究者らと2団体から180余編の貴重な論文が掲載された。そのほか「キトラ古墳と朝鮮」「兵庫県朝鮮人運動の歩み」などが臨時に刊行されてきたことは特記に値する。その成果を踏まえた本号には呉亨鎮・在日朝鮮人歴史研究所所長へのインタビューはじめ力作が揃う。(問い合わせ=社協兵庫支部、TEL 078・251・3683)

[朝鮮新報 2007.3.24]