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在日朝鮮人女性実態調査

アプロ女性実態調査プロジェクト

 アイヌ民族や被差別部落、在日朝鮮人などマイノリティに属する女性たちによる、マイノリティ女性のためのはじめてのアンケート調査が実施され、3月2日、東京ウィメンズプラザ(東京都渋谷区)で報告会が開催された。

 本書は、アプロ女性実態調査プロジェクトが、2004年から2005年にかけて在日朝鮮人女性を対象に行ったアンケート調査のまとめである。調査の目的は、「在日朝鮮人女性が『女性差別』と『民族差別』、その他の差別によって、人権を尊重されていない事態がないかを見極めること」にある。アプロは団体や組織ではないため、特定の組織や団体に頼り、一気に大量の配布、回収を見込むことは避けた。

 調査は、アプロのメンバー37人のネットワークを生かして、家族、親族、友人、先輩、後輩、職場の同僚、そしてその人たちを通して、818人に対し、150項目にわたって行われた。報告書には夫婦間と恋人間暴力の問題(DV)、家事、育児負担の問題、男児選好、高齢者年金問題などについての調査結果も盛り込まれている。(問い合わせ=FAX 06・6753・1981)

[朝鮮新報 2007.5.15]