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美術史から見た同胞の足跡

新シリーズ「同胞美術案内」作者 白凛さん

 本紙の「健康・家庭」欄で、4月から始まった新シリーズ「同胞美術案内」の作者である。東京芸大美術学部芸術学科3年生。27歳。

 「在日朝鮮人美術史を専攻しています。芸大には、この分野での研究資料がないので、在日同胞のみなさんに協力してもらえれば」と語る。

 北陸初中、愛知朝高、朝大美術科で一貫した民族教育を受け、東京芸大に5度挑戦、5度目に難関を突破した。「一度こうと決めたら、最後まで諦めない」粘り強い性格。大検からスタートして手探りで始めた受験勉強だったが、北陸初中で20年間、教べんを執ったアボジから「最後までがんばれ」と励まされたのが心強かったと話す。しかし、最愛のオモニは、娘の合格を見届けたあと、昨年末、永久の旅へ。

 「オモニが私たちに託した民族やウリハッキョへの愛を心に刻み、美術史から見た同胞たちの足跡をたどってみようと思います」と力強く語った。

[朝鮮新報 2007.5.24]