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〈みんなの健康Q&A〉 腰痛(下)−腰痛体操

 Q:腰痛体操について教えてください。

 A:腰痛体操は、筋肉の柔軟性を高めるストレッチ運動と腰の周りの筋力強化する運動を行います。ここでは、腰痛に有効なストレッチと筋力強化運動を簡単に紹介します。

@腰とおしりの筋肉をのばす運動

 あお向けで寝て、両手でひざを抱え込み、10秒かけて息を吐きながら、背中を丸めていきます。これを3回。

A股関節をのばす運動

 あお向けで寝て、片方の膝を抱え込み、もう片方の足はのばして床につけるようにします。息を吐きながら10秒間、3回左右交互に行います。

B太ももの前をのばす運動

 横向きに寝て、上の方の足首を手でつかんで後の方にひっぱります。腰を反らさないように気をつけて、息を吐きながら10秒間、3回左右交互にゆっくりと行います。

Cモモの裏をのばす運動

 床に座った姿勢で足を真っすぐ伸ばしたまま、体を前に倒していきます。ひざが曲がらないように無理をせずに、息を吐きながら10秒間3回。開脚して3回。

D腰と腰骨を柔軟にする運動

 あお向けに寝て、腕と背中は床に着けたままゆっくりと腰をひねり、片方の足を交差して反対の床に息を吐きながらつけます。左右交互に3回。

E腹筋の力を強くする運動

 あお向けに寝て、膝を90度に曲げて、手をおなかの上にあて、頭を持ち上げながらおへそを見るようにします。息を吐きながら5秒、10回。

 次に手を床につけて、おしりを浮かせます。息を吐きながら5秒、10回。

Fおなかの奥、腸腰筋を強くする運動

 あお向けに寝て、腕をややひらいて床につけます。両足をつけ、ひざをおなかにゆっくりと近づけて、浮かせたままゆっくりのばします。足をうかせたまま、ひざの曲げ伸ばしを20回。できない場合は、片足ずつ行いましょう。

Gおしりの筋肉を強くする運動

 うつぶせに寝て、ひざと足首を真っすぐに伸ばしたまま、片足ずつ、ゆっくりと後ろに上げ下ろしをします。左右 20回。

H背筋を強くする運動

 立った状態で両手を腰にあて、頭と背すじを真っすぐしたまま、お尻を突き出すように上半身を曲げて、もどします。ゆっくりと20回。

 回数はあくまでも目安です。でき出来ない方は、回数を減らし、できる運動から行ってください。簡単にできる方は回数を増やしたり、ほかの運動も取り入れましょう。くれぐれも無理をせずに、体調や体力、筋力に合わせて、継続して行いましょう。痛みがある場合は、医療機関で相談して行うと良いでしょう。

 (りー整骨院 院長 李宗建、神戸市中央区坂口通7−2−23 グランドハイツ上筒井102号、TEL、FAX 078・272・1885)

[朝鮮新報 2007.5.31]