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健康診断で母校に恩返し

医師 韓哲舜さん

 母校である西東京朝鮮第2初中級学校の健康診断に携わって4年になる。在学中、料理人や証券マンなど、将来の夢がころころと変わっていた。医者を目指しはじめたのは中3のとき。脳神経外科医の叔父の影響がきっかけだった。

 東京朝高入学後は2年生で部活をやめ、予備校に通った。偏差値40からのスタート。1年間の浪人生活を経て、順天堂大学医学部に合格。

 大学の先輩に、同じ西東京第2初中出身の金先輩がいた。「母校の健康診断は、誰からも尊敬されている金先輩の後を継いでのこと」だ。

 現在、山梨県立中央病院の整形外科医として勤務する。7月から静岡県の順天堂静岡病院に移る予定だ。婦長からは「男前の『ハン様』」と呼ばれている。病院ではほぼ毎日手術があり、外来は週に2回担当する。一日およそ20人、多いときは30人前後の外来患者を診る。同院は山梨県唯一の3次救急病院のため、日夜重傷患者が運び込まれる。

 「忙しいが本当にやりがいのある職場だと思う」

 朝鮮学校では、制度的な健康診断が受けられないため、現状では自分のような卒業生や、トンポ医師に頼らざるをえないと考える。

 「制度問題を今すぐ変えることが難しいのであれば、やはりトンポ医師たちで健康診断を行っていくのが現実的だ。生徒や先生の健康管理がないがしろにされてはいけない。年に1度、後輩たちと会えるのを楽しみに、可能なかぎり、母校に恩返ししたい」と笑顔で話した。

[朝鮮新報 2007.6.12]