| 金剛山歌劇団２００７年全国ツアー公演「黎明」 西東京で約１０００人が観覧 |
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「苦しさの中に希望を見出す」
金剛山歌劇団２００７年全国ツアー公演「黎明」の西東京公演（主催＝同実行委員会）が１５日、東京・府中市の府中の森芸術劇場で行われた。総連中央・裵益柱副議長兼民族圏委員会委員長をはじめ総連西東京本部・李龍秀委員長、同公演実行委員会・金泰植委員長（西東京南武地域商工会副会長）、調布市、府中市、国立市、福生市、町田市の市議会議員、「三多摩日・朝女性のつどい」の都丸泰江氏、電通合唱団の原たかし団長、在日同胞と学生、日本の市民ら約１０００人が公演を観覧した。 ２部構成された公演の１部では、器楽演奏「黎明」、女声重唱「手と手をつないで」、チャンセナプ独奏「リョンガンキナリ」、器楽と太鼓「響鼓楽」などが舞台に上がり、２部では、民俗舞踊「パラの舞」、男性３人舞「男寺堂舞」、朝鮮舞踊基本動作、独舞「雪竹花」などの舞踊作品が舞台を飾った。
公演を見た上村和子・国立市議会議員は、「苦しさの中に希望を見出す力強い公演だった。祖国統一と日朝国交正常化への願いをうまく芸術で表現している。日本は在日の人たちを差別してばかり。本当にひどいことばかりだが、がんばっていきましょう」と語った。 また、電通合唱団の原たかし団長は、「日朝国交正常化を望む熱い心がひしひしと伝わってきた。朝鮮分断の責任は日本の植民地支配にある。私たちは歌を通じて（西東京の女声コーラスグループ）『コール華』との交流を深めている。朝鮮半島の統一は、一日も早く実現されなくてはならない」と話した。「三多摩日・朝女性のつどい」の都丸泰江さんは、「毎年欠かさず観ている。今年もとても良くまとまっていた。一つひとつの作品がすべて良かった。みなさんの平和と統一を願う心が痛いほど伝わってきた」と述べた。 存分に味わった伝統文化 日本市民らの感想 西東京公演に寄せられた感想文のうちいくつかを紹介する。 「今日が初めてでした。とても楽しく、時間があっという間に過ぎました。舞踊は心地よいリズムとスピード感があって、見ているだけでワクワクするものでした。毎日良いニュースが少ない中で、今日は元気をもらうことができました。これからも機会があれば足を運びたいです」（25 男性 学生）
「今の世相の中で孤軍奮闘している姿が涙ぐましくもあり、頼もしくもあります。これからの展望に明るいものを感じました」（80 男性 無職） 「器楽演奏『黎明』、器楽と太鼓『響鼓楽』、民俗舞踊『パラの舞』などが特に見応えがありました。弾圧の中で無事公演が観られて良かったです。がんばってください」（58 女性 主婦） 「すばらしいの一言に尽きる。日本人としてもっと友好を深めるきっかけとして、これからの活躍に大いに期待したい。みなさんの祖国を愛する気持ちが強く伝わり感動しました。苦難はこれからも続くと思いますが、どうかがんばってください。私も日本人として憲法９条を守り、二度とアジアの人達を悲しませるようなことはさせない、平和のためにがんばります」（55 女性 無職） 「ここ数年の厳しい時代の中で、民族の文化を大事にし活躍されていることに敬意を表します。５月１７日に統一列車が走りました。統一の日は近いと感じています」（65 男性 無職） 「感動、感動!! すべて感動!! やっぱり観に来て良かった。辛い歴史を乗り越え、一つになること。日本人は、歴史を認識して生きなければいけないことを思い知らされました」（60 女性 主婦） 「演奏、演出ともに非常にレベルが高く、構成も完成されていて満足しました。朝鮮民族の伝統文化を存分に味わった思いです。大阪で公演されるのであれば両親をぜひ招待したいところです。このような民族芸術活動を差別により弾圧するのは決して許せません。断固守りましょう！ ありがとうございました」（33 男性 NPO） 「とても民族的であると思った。中国や欧米の音色、リズムと明らかに違う民族の好みがわかるような気がした。連日、日本のメディアは北に関する悪評を印象づけるニュースばかりを流している。これは多くの日本人はまだ気がついていないが、日本の政治の危なさの反映でもある。朝鮮半島と日本列島のたくさんのアリラン峠を越えて、金剛山歌劇団は花を咲かせた。ありがとう」（67 男性 無職） ［朝鮮新報 2007.6.20］ |
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