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古典医書「鍼灸経験方」

 10日の朝鮮中央通信によると、朝鮮の高麗医学科学院では、民族古典医書の文献的資料に基づいて科学研究を深めている。

 最初の鍼灸学専門図書である「鍼灸経験方」も民族古典医書の一つである。

 同書は、国内外で名声をとどろかした医学者の許任が、長期間の医療活動で得た経験に基づいて、1644年に執筆したものである。

 玄哲副院長は、鍼灸学の最初の専門図書である同書は当時の国の鍼灸学発展を示す重要な資料として意義が大きいとのべ、次のように指摘した。

 同書は、臨床治療において鍼穴の位置とさまざまな病気の症状、五臓六腑および経絡との関係、病気の治療に多用される138の鍼穴の位置と作用、そして鍼、灸の据え方と鍼穴の探し方、57の経外奇穴などについて簡潔に叙述している。

 このほかにも、頭や胸、脚などの部位と臓器に生じる病気の原因と症状についても叙述している。

[朝鮮新報 2007.7.25]