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同胞の姿をフィギュアに

写真をベースにフィギュア制作 姜俊成さん

 「同胞たちの姿を写真以外の形で残せたら」−。そんな思いから、70年代の朝高生や、古典的な朝鮮の婚礼衣装を着た新郎、新婦、足を高く蹴り上げたテコンドーの選手などのオリジナルフィギュアの制作をするようになった。

 「高級部のときは陸上部、その後は朝大体育科に進み、卒業後は東京第4初中で12年間、東京中高で1年間、体育教員として働いた」。教員時代は、体育の授業を受け持つ一方、運動会や芸術コンクールで使う大道具作りにも手を貸した。現在は家業の鞄作りをする傍ら、オリジナルフィギュアの制作に取り組んでいる。

 作品第1号は、70年代の朝高生。制服をバシッと着こみ、足を誇らしげに上げて、気合いたっぷりに行進する男女生徒の姿を作った。現在、十数体のフィギュアは、東京・池袋のインターネットカフェ「P−DASH」店内の展示スペースに置かれている。作品は先日、地元の女性同盟足立支部結成60周年記念イベント会場でも展示された。

 手先を使った細かい作業だけに、制作は1体作り上げるのに丸一日かかると言う。「とくに、眉毛と目を描き込む時は緊張する。それ一つでイメージが全部くずれることもあるので」。

 結婚や誕生日のプレゼントとして、とても喜ばれた経験から商品化にも乗り出した。写真など画像をベースにオーダーメイドでオリジナルフィギュアを制作する。問い合わせ=TEL、FAX 03・3852・9432。

[朝鮮新報 2007.8.1]