top_rogo.gif (16396 bytes)

神奈川中高 中3生徒の短歌を紹介

集英社刊 「ちびまる子ちゃんの短歌教室」

 神奈川朝鮮中高級学校中級部3年の金雅玲さんが詠んだ短歌が、集英社刊・満点ゲットシリーズの「ちびまる子ちゃんの短歌教室−かがやく日本語・短歌の魅力を感じてみよう!」(写真、小島ゆかり著、さくらももこキャラクター提供)に紹介された。

 金さんの短歌は、「桜道 春の日差しがまぶしくて 目を閉じてみる 幸せの時」。

 この作品は昨年、宮崎県日向市の主催で開かれた「若山牧水全国子供短歌コンクール」で優秀賞に選ばれた。その時の選者が著者である歌人の小島ゆかりさんである。
 小島さんは、「この歌を読んだとき、なんだかはっとしてまぶしい気持ちがした。生きている今を大事にする心、幸せを感じる心をこの歌に教えられた。中学2年のたった一度の春、たった一度の桜がこんなすばらしい作品を生み出した」と評した。

 本には紹介されていないが、同コンクールではこの他に3作品が入選している(学年は応募当時)。入選作品は次のとおり。

 「運動場 走りぬけてくこの風に みんなつられて 声まで走る」(権彩花、中2)

 「スマッシュが 決まった時にハイタッチ 銀のメダルが 輝いてるよ」(金仙衣、中2)

 「運動場 白く輝く布の上 朝鮮地図が 流れていくよ」(金仙華、中2)

【神奈川中高】

[朝鮮新報 2007.8.24]