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「南北コリアと日本のともだち展」 感想文紹介

 東京で開かれた「南北コリアと日本のともだち展」(6月28日〜7月4日、東京都児童会館)に参加した6人の東京都内と西東京の朝鮮初級学校6年生と教員たちが8月18〜25日、日本側関係者と共に朝鮮を訪問した。東京朝鮮第5初中級学校6年生・金珠愛さんの感想文を紹介する。

 私はずっと前から平壌に行きたいと思っていました。だから行けると聞いたとき、夢がかなって本当にうれしかった。実際、行ってみたら、思ったとおりとても良かった。

 初日はどこへも行かず平壌ホテルで休んでいました。部屋は同じ学校の子どうしで、1人で来た子はその子たちどうしが一緒の部屋でした。2日目には板門店に行きました。1つの建物の中でだけ南側に行けるようになっていて、私たちは北と南の境界線を越えました。境界線を越えるときは両足で越えました。それから、朴淵瀑布にも行きました。空気が澄んでいてとってもきれいでした。滝は迫力があってかっこよかった。足だけ水にも入りました。冷たくて、透明で、とてもきれいでした。

 3日目は、待ちに待ったルンラ小学校の子どもたちとの交流です。私たちが学校に入ったとたん、子どもたちが花束をくれました。そのとき何人かが私のところへ来て、「一緒に行きましょう」と行ってくれました。

 ルンラ小の公演は、女の子たちの歌声がとてもきれいでした。マイクも使わず遠くまで響きわたっていました。私たちは「南北コリアと日本のともだち展」に関する説明をしました。みんなが集中して聞いてくれたのでうれしかった。私たちを歓迎するため果物もいっぱい用意してくれました。朝鮮の果物は初めて食べたけど、とても新鮮でした。

 名刺を配るときには、みんなが「ちょうだい、ちょうだい」「僕にも!」「私にも!」などと言って、人気者になりました。帰るときには何も書いてない紙に、名前を書いて渡してくれた子もいました。もう、本当にバスに乗るころになって、「一緒に写真を撮ろう!」と言ってきたので撮ったら、ほかの子たちも寄ってきて、時間もなかったし、フィルムもあと少ししか残っていなかったので撮れなかったのが心残りです。

 4日目はチャンギョン小学校との交流でした。チャンギョン小では部活を見ました。印象に残ったのは、日本で言ういわゆる空手です。この学校の子たちもやっぱり歌が上手でした。ここでは「ともだち展」の説明をしたあと、粘土で遊びました。はじめは恥ずかしがって質問してもちゃんと答えてくれなかったけど、だんだん自分から話すようになってくれました。私はそれが本当にうれしかった。帰るときには写真をいっぱい撮り、みんなが見えなくなるまでずーっと手を振っていました。私もチャンギョン小で絵を描いたりして一緒に遊びたいなあと思いました。

 5日目は「玉流館」で冷麺とチヂミとアイスクリームを食べました。とくにチヂミとアイスクリームがおいしかった。冷麺もおいしかったけど、お酢をかけすぎて酸っぱくなってしまいました。

 私は平壌がこんなに楽しいとは思わなかったし、今日が最終日なんでとてもさびしいです。来る機会があれば、また来たいと思いました。

[朝鮮新報 2007.9.29]