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岩橋崇至写真展「ロックガーデン」 29日まで、東京・品川キャノンギャラリーSで

数十億年にわたる造形美

コロラドプラトーの代表的な風景

 本紙に白頭山を中心とした「朝鮮名勝への旅」を連載中の山岳写真家・岩橋崇至さんの写真展「ロックガーデン」が、東京都品川区のキャノンギャラリーSで開かれている(〜29日)。

 同氏は4年前にも、「槍・穂高、白頭山、ロッキー 岩橋崇至 山の世界」を開き、東京・新宿の三越美術館など日本各地80カ所で開き、大きな反響を呼んだばかり。

 今回展示された写真は、米国のイエローストーンを源流とするコロラド川沿いに広がった荒涼とした砂漠地帯を舞台にしている。コロラドプラトーと呼ばれているこの広大な台地は、ユタ、コロラド、アリゾナ、ニューメキシコの各州にまたがっている。

 地球の数十億年にわたる地層の変化を、ダイナミックかつ繊細に見せてくれる大自然の造形美。その代表的な「モニュメント」が、グランドキャニオンやパウエル湖など。

作品の前に立つ岩橋さん

 同氏がこれまで取り続けてきた「山の世界」にさらなる彩を添える豪快でシャープな作品は、観るものに大きなインパクトを与えずには置かないだろう。

 朝鮮であれ、米国であれ世界中の山に登り、山を撮影してきた岩橋さんの、「自然に対する感動は、共通の言語」という思いは、地球環境保全への取り組みが始まった時代への強烈なメッセージとして受けとめられるに違いない。

 入場無料。開館10時〜17時30分。

 山手線品川駅下車、徒歩8分、問い合わせ=TEL 03・6719・9021。

[朝鮮新報 2007.10.10]