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「やれることをやる」

村田文雄さん 枝川朝鮮学校支援都民基金 世話人

 東京朝鮮第2初級学校の土地をめぐり繰り広げられていた「枝川裁判」。3年以上に及ぶ裁判の末、今年3月8日に都との和解が成立した。不当な裁判を「黙って見すごすわけにはいかない」「やれることをやる」と十数人のメンバーを中心に、同校の支援に尽力してきた。

 もともと「地域に根を張った運動を広げよう」との思いから、朝鮮の歴史や在日同胞が多く住む枝川について関心を持ち、支部や学校、1世から話を聞き、「東京のコリアン・タウン」(「江東・在日朝鮮人の歴史を記録する会」編)などの本の出版にも携わった。裁判が始まると、活動の輪を広げ、同校に舞台衣装やスクールバス、机などを寄贈した。

 「若い頃から知っている学校だから昔のままであってほしいが、生徒たちを思うと新しく改装してあげたい」と枝川学校をいつも温かく見守っている。(裕)

[朝鮮新報 2007.11.5]