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多くの青年が関心持てるよう

李洪潤さん 留学同兵庫「強制連行真相究明サークル」代表

 朝鮮人強制連行真相調査団から提供された「殉職産業人名簿」をエクセル上に整理し、それを基に分析を行ったことが評価され、2007「在日朝鮮人歴史・人権」優秀賞を受賞。

 サークルに属する学生たちの、朝鮮近現代史に対する歴史認識をしっかりと確立することを目標に活動してきた。ブラインドタッチができない学生がほとんどで、作業は困難を極めたが、歴史修正主義がまん延する今の日本社会に対する怒りを原動力に一つの形として作り上げた。

 今回の受賞について、「うれしい反面、名簿に記載されている犠牲となった人々のことを思うと、素直に喜べない」と述べながら、「僕たちの活動が広がっているとは言えない。これからも地道な活動を続けて、もっと多くの青年が在日朝鮮人の歴史について関心を持ち行動してくれれば」と抱負を語った。(松)

[朝鮮新報 2007.11.26]