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伝統ある金属工芸

 朝鮮の金属工芸は古い伝統を持っている。

 祖先たちは、鋳造、彫金、鏤金、メッキ、象眼、線工芸技法などで金属細工品の芸術的品位を高めた。

 青銅器時代にすでに造形的に洗練された金物製品を多くつくって利用した。古朝鮮時代の細文鏡と琵琶形青銅短剣、銅銭などの生活必需品と装飾品は最初の金属細工品でその形が単純であった。

 高句麗時代に至って、金冠をはじめ各種の耳飾り、首飾り、指輪、金銅製の透かし彫り装飾品などその品目が増えた。高麗時代と李朝時代の金属工芸品もその美学的価値が大きい。

 こんにちの金属工芸はいっそう高い段階へ発展した。朝鮮では現在、繊細かつ精巧な金属工芸品を多数創作している。その代表的な作品は、金日成花模様花瓶、万景台の生家装飾模様花瓶、白頭山密営生家装飾模様花瓶、クジャクの羽模様花瓶、野菊模様入りの銚子と杯などである。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2007.12.7]