高句麗の重武装騎兵−鉄騎 |
朝鮮民族は、中世期の武装分野でも特出した発展を遂げた。 高句麗(紀元前277年−紀元後668年)は、兵士は言うまでもなく、軍馬にも鎧を着せた重武装騎兵−鉄騎部隊を組織して戦場で常に敵に甚大な打撃を与えた。 古朝鮮の発展した鉄加工技術を受け継いだ高句麗は、それを軍事に広く利用した。 当時の馬の模型と古墳壁画には、当時、兵士が頭には鉄兜をかぶり、袖が手の指先まで覆う鎧の上着と足の指先まで覆う長い鎧のズボンを身につけた姿と、馬にも鉄兜と足首まで覆う鎧を着せた姿が生き生きと描かれている。 鉄騎部隊が初陣を飾ったのは246年であった。中世期の鉄騎部隊は、攻撃力と防御力が極めて強く、侵略者にじん大な打撃を与えた。 高句麗時代に世界で初めて重武装騎兵―鉄騎部隊が組織され、反侵略闘争に効果的に利用されたことは、高句麗が東方大国に成りえた重要な要因の一つであった。(朝鮮通信) [朝鮮新報 2007.12.7] |