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民族文化遺産「玄銀山日記」

 朝鮮の民族文化遺産の一つに、16世紀の文人であった玄積福が1558年から1600年までの43年間を記した「玄銀山日記」がある。

 この日記は、その内容と規模から見て、これまで伝えられている日記のなかでもっとも規模の大きなものであり、本記と別記からなっている。本記には、主に著者本人の日常生活と、彼が交際していた人々との関係が叙述されており、別記にはさまざまな特記事項が記されている。

 日記の書体は草書体であり、略字、俗字、吏読文字もある。日記は、李朝封建国家の社会・経済状況と地方統治制度、そして当時の文学、言語学、歴史・地理、生活風習、良風美俗などを研究するうえで意義がある。6巻が現存している。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2007.12.7]