第21回在日朝鮮中級学校サッカー選手権 東京Aが大会2連覇 |
優れたFWによる攻撃的な大会
第21回在日朝鮮中級学校サッカー選手権大会(主催=在日本朝鮮人蹴球協会)が1月14〜16日、静岡県の時之栖スポーツセンター・裾野グラウンドで行われ、東北・茨城合同、東京A、B、神奈川、愛知、京都、大阪A、B、兵庫、広島A、Bの11チームが参加した。大会では前回大会を制した東京Aが大会2連覇を成し遂げた。 今大会を振り返ると一言で攻撃的な大会だった。
予選リーグ、決勝トーナメントを含め全19試合で94ゴール、1試合平均4.9ゴールという結果になった。 その要因としては各チームに優れたフォワードがいたこととチーム全体でボールを支配し、相手の隙を意図的に狙う攻撃ができたことが得点につながったと言える。 ベスト4に進出した東京A、愛知、大阪A、神奈川は前述した要因が当てはまる好チームだった。その中でも優勝した東京Aは、攻守のバランスがよく取れたチームで、予選リーグから決勝までの全4試合を40得点無失点で大会連覇を達成した。2位は神奈川、3位は大阪A。
今後の課題としては局面を打開するロングキックの精度を上げていくことが重要で、これは前回大会でもクローズアップされたことだ。また、得点力がアップしたことと逆にそれらのフォワードを抑える優れたディフェンダーが少なかった。とくに1対1でのポジショニングと対応能力が求められる。 最後に全てのカテゴリーに言えることは、ゴールキーパーの質的向上が求められていることだ。 大会初日、2日目の夜には指導者を対象にしたゴールキーパー講習会を開催し、愛知朝高サッカー部の金鐘達指導員(JFA公認ゴールキーパーライセンスB級)を講師として招き、理論、実技の項目で講習会が行われた。 [朝鮮新報 2007.1.31] |