高校ラグビー 近畿大会府予選決勝 大阪朝高、啓光学園に敗退 |
第58回近畿高校ラグビーフットボール大会・大阪府予選の決勝が4日、東大阪市の近鉄花園ラグビー場で行われ、Dブロック決勝に進んだ大阪朝高は啓光学園と対戦し、5−24で敗退した(写真)。 前半序盤から大阪朝高は激しい当たりで果敢にトライを狙ったが、啓光学園の固い守りに何度もチャンスをつぶされる。前半10分以降、啓光学園に徐々にリズムをつかまれると、つないで前への突破を防ぎきれず立て続けに3トライ、1ゴールを奪われた。 しかし、前半終了5分前、フルバックの高健二選手(2年)がスピードに乗った突破で相手を抜き去り、約30メートルの独走トライで一矢報いた。5−17で迎えた後半戦。15分までは双方互角の戦いを演じた。大阪朝高はラインアウトからのモールで相手5メートルゴール前まで詰め寄ったが、そこからの1トライが遠かった。 18分には相手左サイドゴール前まで攻め込むも、逆にボールを奪われ、啓光学園に左へと展開されると独走トライを許し、5−24でノーサイド。昨年に続く近畿大会出場と全国選抜出場は果たせなかった。 金信男監督は、「敗れはしたが現段階ではチーム作りはうまくいっている。セットプレーなど一つひとつの局面で見るといい部分もたくさんあったし、後半はワントライで押さえられた。各ブロックで優勝した4校(大阪桐蔭、東海大仰星、大阪工大、啓光学園)に比べるとまだ個々人の力が不足しているのは確か。肉体的にも精神的にももっと鍛えて、チーム力をアップさせていきたい」と語った。 ナンバーエイトの趙顕大主将(2年)は、「決めるところで決められなかったのが敗因。(啓光学園という)ネームバリューに負けたとは思っていないが、もう少しがんばれた試合だった。今後1対1になったときの強さと走り負けないよう、心と体を鍛え上げていきたい。もっと朝高ラグビーの魂を見せていきたい」と悔しさをにじませていた。(c) [朝鮮新報 2007.2.7] |