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07年度朝・日体育人新春懇親会 盛況、名界から約160人が出席

親睦深め互いに切磋琢磨を

 既報のように07年度朝・日体育人新春懇親会が9日、東京都新宿区にある京王プラザホテルで行われ、朝・日スポーツ関係者160人が参加した。

交流の促進を

和気あいあいとした雰囲気の中で行われた懇親会(中央は鄭元海会長)

 鄭元海・体連会長のあいさつに続き、遅塚研一・日本オリンピック委員会常務理事があいさつに立ち、「トリノ冬季オリンピックの日本選手団団長として、朝鮮選手団とも交流を深めた。今年もバンコク・ユニバシアード大会、世界陸上などが開催されるが、貴国選手団との親ぼくをいっそう深め、互いに切磋琢磨していきたい」と述べるとともに、「2016年五輪の開催地に立候補している東京への協力をお願いする」と強調した。

 つづいて池田哲雄・ベースボールマガジン社社長があいさつし、「13年前、故山本英一郎・前全日本アマチュア野球連盟会長に連れられて平壌を訪ね、朝鮮の多彩なスポーツ事情を取材したことが懐かしい。北京での6者会談では明るいきざしが見えるが、日朝間には、困難な問題が山積している。スポーツを通して日朝交流に貢献し、盛り立てていけたらすばらしいと思う」と強調した。

 また、蓮見圭一・全日本空手道連盟副会長が、さまざまな困難を乗り越えて国際競技大会や地域における朝・日スポーツ交流を通じて相互理解と友好を深めようと力強く訴えた。

今後の朝・日スポーツ交流の促進を誓う出席者たち

 つぎに安田一男・東京サッカー協会会長が「東京では小学生(初級)から大学生までの学生、社会人、シニアの各レベルの日朝サッカー交流を深めてきた。とくに1990年、東京朝高サッカー部OBが中心になって始まったイギョラ杯は、今では関係者のご尽力で人工芝になった朝高のグラウンドで行われている。一流の審判の下、全国の強豪校はもとより、米国、韓国のチームも参加するステータスの高い大会となった。大阪朝高もこの大会の常連校として力をつけ、今では全国選手権大会で大活躍している。今後は東京朝高の全国大会での活躍を願っている」と述べた。

 つづいて相澤隆也・全日本ボウリング協会専務理事・JOC理事が「今年はマカオでボウリング東アジア選手権大会の開催を予定している。在日の中にはうまい人も多いと聞いているので、ぜひたくさんの人にゲームに参加してもらいたい」と述べた。

情報交流活発に

 また、村岡久平・日本武術太極拳連盟専務理事が「東アジア−日本、朝鮮、韓国、中国の4カ国がスポーツ交流を深め、関係を緊密にしていくべきだ。今年は太極拳で日朝親善に取り組みたい」とスピーチした。

 最後にあいさつした西村信寛・日本ソフトテニス連盟副会長は、「この種目は日本でもポピュラーなスポーツの一つ。朝鮮とは約20年前から互いに行き来する交流があったが、近年それが途絶えており、残念だ。まず、この種目についての情報を朝鮮に伝え、交流を深めていきたい」と強調した。

 懇親会では、6大陸最高峰の登頂に成功した在日の登山家・鄭義哲さんが紹介され、大きな拍手を浴びた。鄭さんは今年、アジア最高峰のチョモランマに挑むという。

 また、会には釜本邦茂・日本サッカー協会副会長らも激励に訪れた。(朴日粉記者)

[朝鮮新報 2007.2.21]