〈第14回 ピョンファ杯〉 今後も権威ある大会として |
第14回朝・日親善高校サッカー大会ピョンファ杯が3月26、27の両日にかけ広島・揚倉山グラウンドなどで行われた。大会には第85回全国高校サッカー選手権大会(06年度)準優勝校である作陽高校、昨夏のインターハイ準優勝校である初芝橋本高校など全国の強豪と京都朝鮮高級学校、神戸朝鮮中高級学校、広島朝鮮初中高級学校など12の有力チームが参加した。 広島朝高は生徒数の減少、負傷者の続出など厳しいチーム状況のなか、12人の部員数で今大会を迎えた。予選グループリーグの戦績は大社高に2−0、初芝橋本高に0−5。実力的に優勢な日本の高校に気迫のこもった試合を展開したが、さらなる技術向上が課題であった。 神戸朝高は正確なパスワークで山陽高、作陽高を圧倒、予選グループリーグを1位で通過した。決勝トーナメントでは沼田高に惜敗し、大会4位。しかし、チームの水準は高く、今後の活躍が期待される。 京都朝高は初日の試合で成果を得られなかったものの、試合内容においては優勢を保ち、3位グループで2勝した。 14回目を迎えたピョンファ杯は第1回大会から出場している初芝橋本高、高川学園高(旧多々良学園高)らが全国の舞台で活躍するなど権威ある大会として発展してきた。また、今年は広島県サッカー協会が後援、「朝・日親善サッカー大会」としての面貌を内外に広くアピールした。 大会初日夜には懇親会が行われた。懇親会では広島朝高サッカー部後援会の呉相錫会長、広島県サッカー協会の小城得達会長らがあいさつ。広島県体育協会の金永寿会長が祝杯を挙げ、さらなる朝・日の交流を深めた。 【広島朝高サッカー部】 【大会結果】 優勝 高川学園高、準優勝 沼田高、3位 初芝橋本高、4位 神戸朝高 【参加チーム】 初芝橋本高等学校、高川学園高等学校、作陽高等学校、米子北高等学校、大社高等学校、如水館高等学校、沼田高等学校、山陽高等学校、安芸府中高等学校、京都朝鮮中高級学校、神戸朝鮮高級学校、広島朝鮮初中高級学校 [朝鮮新報 2007.4.4] |