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〈朝鮮サッカー年代別合宿初参加〉 朝大、朝高選手の感想、抱負

「高い技術力とフィジカルの強さ」

 【平壌発=李相英記者】在日本朝鮮人年代別サッカー代表選手団(団長=李康弘・在日本朝鮮人蹴球協会理事長)が4月26日から今月8日までの約2週間、平壌で行われた朝鮮の各年代別サッカー代表合宿に初参加した。同合宿は、今年開催される各年代別世界大会を視野に入れた選手選考も兼ねたもの。「朝鮮の蹴球協会との緊密な連携のなかで」(李団長)実現した画期的な合宿となった。

 過去の大会実績(在日朝鮮人学生中央大会、全国学区制選抜大会など)から選考され、同合宿に参加した9人の選手たちは、朝鮮代表選手たちの高い技術力、フィジカルの強さなどから学ぶことが多かったなどの感想を語っていた。参加選手らの抱負などを紹介する。

U−23(23歳以下)

−孫民哲(センターバック、朝大)

 @「走るサッカー」「運動量のサッカー」の印象が強かったが、技術がしっかりしている。スピードがあるし、フィジカルも強いA機会を作ってくれたさまざまな人びとに感謝したい。祖国の選手は自らに対する評価や名誉よりも、国のためにという気持ちがとても強い。そういう心構えを自分も見習いたい。周囲の期待に応えられるように、これからもがんばっていきたいB空中戦、1対1でのフィジカルC状況判断を的確にすること、1対1での敏捷性を養うこと

U−20

−姜成浩(ボランチ、朝大)

 @個人技術がとても高いA祖国の年代別代表チームの合宿に参加することは、誰もが経験できることではない。

 祖国の選手らと一緒にボールを蹴ることができるという貴重な体験ができた。彼らのレベルに少しでも近づけるように努力したいB正確なロングフィードC1対1を強くすることとヘディング

−崔光然(MF、朝大)

 @フィジカル中心のサッカーだと思っていたが、技術がとても高いAこのような場を与えてくれた関係者に感謝したい。

 国家代表、プロの道を目指すうえで貴重な経験ができた。同胞らの期待に応えられるよう、練習に励みたい

 Bスルーパスと精神力Cフィジカルの強化

−黄誠秀(MF、朝大)

 @精神的に強いAU−17世界選手権のベスト8に入った選手らと一緒に練習してみて、足りない部分がわかった。

 欠点を克服して、ゆくゆくは国家代表選手、プロを目指していきたい

 Bキープ力、ドリブルC運動量とディフェンス

U−17

−姜京學(DF、東京朝高)

 @技術が高く、精神的にも強い。ウエイトトレーニングもしっかりしていて、同世代の選手と比べても足の太さがすごかったA自分がどこまでできるか、挑戦してみようと思った。

 合宿を通じて自分もある程度やっていける自信が持てたBヘディング、ロングキックC体力、精神力の強化

−安柄俊(FW、東京朝高)

 @身体能力の高さに驚いた

 A自分の実力を高めていくうえで、良い経験ができてうれしく思う。祖国のサッカーからひとつでも多くを学びたい

 Bドリブル

 C集中力の強化

−金昇基(DF、東京朝高)

 @誰よりも勝利への気持ちを強く持っていること

 A選ばれたときは不安もあったが、自分の力を100%出し切ってアピールしたい

 Bロングキック

 C瞬発力に磨きをかけること

−高善学(FW、神奈川朝高)

 @チーム全体の技術力が高い。パスを回すサッカーという印象を受けた

 A最初は不安だったが、練習に参加してみて少しは自信がついた

 B動き出しのスピード

 Cフィジカルと足下の技術

−周祐慶(FW、大阪朝高)

 @身体能力が高い。代表合宿だけあって、うまい選手が集まったという印象

 Aメンバーに選ばれたときは自分の力が評価されうれしかった

 Bヘディング

 Cディフェンスをかわす動きを身に付けて、フィジカルを強化すること

[朝鮮新報 2007.5.9]