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北京五輪サッカー男子アジア2次予選 朝鮮 タイに引き分け 2次予選突破

 【平壌発=鄭茂憲記者】U−22(22歳以下)男子サッカーの朝鮮対タイ戦が5月16日、平壌の金日成競技場で行われ0−0で引き分けた。

競技を前に記念撮影する朝鮮の選手ら

 同競技は、2008年の北京五輪出場をかけたアジア2次予選で、朝鮮はタイ、イラク、インドとともにEグループに属している。これまでの成績は、3勝1分(勝ち点10)。朝鮮はこの日の引き分けで、アジア最終予選への進出が確定した。

 午後4時、断続的に降る雨のなか競技が始まった。「開始20分以内に得点する作戦」(タイ総監督)だったタイは、サイドにボールを散らしながら攻撃を展開。しかし、朝鮮の選手らは中盤で攻撃を防ぎ相手に得点のチャンスを与えなかった。雨の影響でピッチが滑りやすい条件下、両チームは得点できないまま前半を終えた。

相手ゴール前で得点を狙う

 後半に入り、引き分けでも2次予選を突破できる朝鮮は、失点を警戒するかのように中盤でボールを回しながら効果的に時間を消費した。

 タイはそのゆっくりとした流れを崩すことができないまま、競技終了のホイッスルを聞くことになった。

 競技終了後、タイ総監督は、「朝鮮が強豪チームだということを意識しながら競技に臨んだ。得点できなかったのは惜しいが、試合の内容はよかった」と話した。

 一方、朝鮮のリ・ジョンマン責任監督は、「両国サッカーの発展においてよい競技だった」と述べ、最終予選進出に満足の意を表した。

 2次予選最終試合の朝鮮対イラクは6日に行われる。

[朝鮮新報 2007.5.30]