第2回在日本朝鮮人空手道選手権大会 国際大会目指し熱戦 |
在日本朝鮮人空手道協会が主催する第2回在日本朝鮮人空手道選手権大会が5月13日、神戸朝鮮高級学校体育館で開催された。昨年の第1回大会で選抜された全寿英(拳道会京都)、姜知衣(朝大)の2選手は、昨年12月に行われた第15回アジア競技大会にも出場し好成績を収めた。今大会では、9月の第8回アジア空手道選手権大会(マレーシア・クアラルンプール)の朝鮮代表候補選手を目指し、朝高、朝大の空手部、そして一般の在日同胞らが出場、熱戦を繰り広げた。 高校生の部では、団体組手で大阪・茨城・愛知の連合チーム、団体型で神戸朝高が優勝。女子の部では、大阪朝高2年の李卿伊選手が組手と型の両部門で優勝した。
WKF(世界空手道連盟)のルールで行われた各クラス体重別個人組手では、一般の選手たちも加わり代表候補選手を目指し熱い試合が繰り広げられた。第1回大会で優勝した鄭貴雄(拳道会兵庫)、全寿英(拳道会京都)の両選手は圧倒的な強さを発揮し、60kg以下級、65kg以下級でそれぞれ2連覇を達成した。また、70kg以下級では文千奎(愛知朝高)、75kg以下級では成瑛基(神奈川朝高)の両高校生が見事優勝した。 今大会は一般参加選手の活躍も目立った。75kg以上級では姜宗福選手(朝青埼玉・西部支部委員長)が優勝したのを始め、65kg以下級では朴基柱選手(滋賀初級教員)が準優勝し、大会を盛り上げた。 在日同胞空手選手が国際大会に出場するようになってから5年目。少しずつではあるがレベルアップが図られ、空手熱の盛り上がりを感じさせる大会となった。 大会実行委員長を務めた康和正空手協会副会長(大阪朝高副校長)は「昨年の第1回大会を通じ国際大会を目指す道筋がしっかりと敷かれ、選手たちも具体的な目標を持って稽古に励むようになり、レベルアップも見られた」と感想を語った。【空手道協会事務局】 【大会成績】(各部門優勝者) [朝鮮新報 2007.6.6] |