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サッカー朝鮮代表初選出 鄭大世選手に熱いメッセージ

「同胞を喜ばせてもらいたい」

サッカー朝鮮代表の鄭大世選手

 朝鮮大学校サッカー部からJ1・川崎フロンターレに入団した鄭大世選手(23)が朝鮮代表に初招集され、中国・マカオで開催される「東アジアサッカー選手権2008予選大会」(17日〜24日)に参加する。鄭選手が居住する地域にある南武同胞生活相談綜合センターでは、同胞情報誌「南武トンポトンネ」1日付号外で各界人士からのメッセージを掲載した。要約を以下に紹介する。


 鄭元海・在日本朝鮮人体育連合会会長;在日同胞の誇りである鄭大世選手が、朝鮮代表選手として参加する東アジアサッカー大会で朝鮮民族の知恵と勇気を十分に発揮することを心から期待します。


 文章弘・在日本朝鮮人蹴球協会会長;在日本朝鮮人蹴球協会は朝鮮サッカー国家代表チームに選抜され、東アジア選手権大会予選に参加する鄭大世選手にエールを送ります。国家代表として競技に参加するだけに、在日同胞選手としての高い目標を持っていい結果を出し、同胞たちを喜ばせてくれると信じています。


南武の同胞らは試合会場をたびたび訪れ熱い声援を送ってきた

 崔哲・在日本朝鮮人神奈川県体育協会会長;鄭大世トンムが朝鮮民主主義人民共和国の代表選手に抜擢されたというニュースを聞き、大変驚くとともに喜ばしく思っています。実力なくして代表に選ばれることはないにしても、朝鮮の在日同胞に対する配慮をあらためて再確認させられました。今後トンムの活躍がたくましく生き抜いている在日同胞の存在とウリハッキョを世に知らしめることになるでしょう。世界の人々から愛され声援を受けながらはつらつとプレーする勇姿を思い浮かべ、何点とってくれるか楽しみにしております。


 武田信平・川崎フロンターレ代表取締役社長;本当におめでとう。今大会では、まずは、スタメンで出ることができるようにがんばること。戦う気持ちを前面に出して、持ち前のスピードを生かした突破力でゴールを量産すること。大会を通して一回りも二回りも大きくなって帰ってきてほしい。そして、次はフロンターレの優勝のために貢献してもらいたい。大世、思い切ってたたかってこい。期待している。


 関塚隆・川崎フロンターレ監督;大世選手は、ストライカーとしての資質である身体のパワーとスピード、得点感覚に優れており、なによりもゴールへの執念、勝利への強い気持ちを持ちあわせている。これが、わがチームにとって大きな力になっている。今回、この力を、朝鮮民主主義人民共和国代表として、国の誇りと名誉のため、いかんなく発揮し、活躍することを祈っている。

[朝鮮新報 2007.6.13]