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開城で女子ボクシング世界戦 リュ・ミョンオク選手 王座奪還

 【平壌発=姜イルク記者】世界女子ボクシング理事会(WBCF)スーパーフライ級タイトルマッチ(10回戦)が19日、開城市内の体育館で行われた。挑戦者のリュ・ミョンオク選手(24、朝鮮)がチャンピオンのアナ・マリア・トレス選手(27、メキシコ)を2−1の判定で破り、タイトルを奪還した(写真、撮影=文光善記者)。

 リュ選手は2005年6月、平壌で行われた試合で王者となり、同年10月の防衛戦でも勝利した。しかしそれ以降、事情により試合を行えず、WBCFの規定により選手権を剥奪された状態にあった。

 試合開始直後から両選手は一進一退の激しい攻防戦を展開。リュ選手は序盤動きが重く、相手に攻め込まれる場面も多かったが、5Rから徐々に攻勢に転じた。

 勝負は判定にもつれこみ、リュ選手が2−1の僅差でトレス選手を下した。

 試合後、リュ選手は「7Rから苦しくなったが、見守ってくれる人たちを考えたら自然と力が沸いてきた」と喜びを語った。

 タイトルマッチに先だち、北と南の男子アマチュア選手らによる交流試合(4回戦)2試合と、WBCFのノンタイトル戦(6回戦)4試合が行われた。

 バンタム級の試合では、リュ・ヨンシム選手が南側のチェ・シンヒ選手を1RKO、スーパーフライ級ではヤン・イェオク選手が日本のツバサ選手を判定でそれぞれ下した。また、フライ級ではキム・ヘソン選手が南側のパク・チヒョン選手に判定で、ミニマム級ではチャン・ソンエ選手が日本の中川アンリ選手に1RKOでそれぞれ勝利した。

北と南が一つに

 WBCFの選手権試合は過去に平壌と金剛山で3度行われたが、開城で開催されるのは初めてのこと。300人の開城市民と580人の南側観光客が試合を観覧した。南側観光客が試合を観覧するのも今回が初めて。

 一方、今回の大会は北南首脳対面直後に開催され、北と南の選手がともに参加したとあって注目度は高かった。開城市民は南側を温かく迎え、「パンガプスンミダ」「われらは一つ」などの歌で雰囲気を盛り上げた。

 北側の観客は若い女性が中心。「美女応援団」を彷彿とさせる応援で観客の視線を独占した。 

 北南対戦は2試合とも北が勝利した。ケンガリや太鼓を鳴らし大音量で応援する北側応援団の勢いに南側も押され気味だったが、試合終了後にはともに勝者へ祝福の拍手を送った。

 タイトルマッチでは北と南が声を合わせてリュ・ミョンオク選手を応援した。リュ選手の勝利の瞬間、会場の雰囲気は最高潮に達した。

 また北側選手と日本選手との対戦も大いに盛り上がった。北南対決時には両サイドに分かれていた応援が一つになった。

[朝鮮新報 2007.10.24]