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在日サッカー協会のページ

朝大サッカー部

11日に行われた関東大会初戦。朝大は1−0で勝利した

 9月に開幕した東京都大学リーグ、6勝1敗2分、リーグ2位の成績で関東リーグ2部昇格を目指すことになった。

 現在、朝鮮大学校サッカー部の最大の武器は「守備」と言える。この2年間、主にディフェンス面を強化してきたが、激しく、スピーディーな大学サッカーの中で勝ち抜き、関東リーグへ昇格するためには、守備の強化が必須であったからだ。

 守備の強化といえば、ディフェンダー陣の強化と思われがちだが、朝大の守備はフォワードを含めた前線からのプレッシングが生命線。もちろん個々のディフェンス力の向上も同時に行った。

 プレッシングサッカーを高いレベルで行うため、まずはフィジカルを強化し戦術の理解と統一を徹底した。

都リーグ最終戦を終えて東洋大選手らと記念撮影する朝大サッカー部

 しかし、今年のリーグ戦は簡単なものではなかった。近年、関東リーグ経験のある日本大、立正大、東洋大、上位陣を苦しめた成蹊大、その他常連5チーム。緊張感あふれる試合が続いた。

 まずは、5戦を4勝1分とし、良い滑り出しだった。大事な残りの4試合、力をつけてきた成蹊大を2−1で下し、立正大戦では先制されるも、なんとか追いつき引き分けに、しかし日本大戦ではミスなどから0−3で敗れ、東洋大との最終戦は勝つこと以外に関東大会への道が閉ざされてしまう。

 東洋大は8戦全勝ですでに優勝を決めていた。この試合に、朝大はすべてをかけ、仲間を信じ、自信を持って臨んだ。高い集中力、強固な守備を武器に東洋大を1−0で下し、関東大会への切符を手にした。

 関東大会の壁は高い。朝大は3年連続でこの壁に阻まれてきた。「今年こそは」との思いは強い。

 11日の1回戦を勝ち進み、2回戦は18日に神奈川県の保土ヶ谷公園で13時キックオフ。みなさん、応援してください。(在日本朝鮮人蹴球協会技術部、朝鮮大学校サッカー部コーチ・金載東)

−東京都大学1部リーグ結果
 ×日本大文理学部 4−0
 ×国学院大 3−1
 ×玉川大 2−0
 ×武蔵大 2−1
 ×東京経済大 1−1
 ×成蹊大 2−1
 ×立正大 1−1
 ×日本大 0−3
 ×東洋大 1−0

−関東大会結果、日程
 準々決勝(11月11日) ×文教大 1−0
 準決勝(11月18日) ×上武大
 決勝(11月23日)

神戸朝高サッカー部

 8月から神戸朝鮮高級学校サッカー部コーチとして全国大会を目指すことになった。この2カ月間、どのような準備をしてきたか紹介する。

−第1段階

 期間 8月17日〜9月15日

 目的 @神戸市代表の座を勝ち取ること、Aチームとしての方向性の確認、B選手との意思疎通(コミュニケーション)確立、C選手の意識改革→戦う集団への変貌、Dポジション適正の確認と組み合わせの確立

 ・神戸市リーグ
 ×兵庫商業高(8月24日) 9−0
 ×舞子高(8月28日) 12−0
 ×神戸高塚高(9月1日) 1−1
 2勝1分、リーグ1位で神戸市代表決定戦に進出

 ・神戸市代表決定戦
 ×神港学園神港高(9月8日) 5−0
 ×須磨友が丘高(9月15日) 2−0

−第2段階

 期間 9月16日〜10月12日

 目的 @選手権県大会に向けた準備、A個々のフィジカルコンディションアップ、Bチームとしての方向性の再確認(プレスディフェンス、サイドアタックなど)、C選手の意識改革(ハードな合宿遠征試合など)、Dポジション組み合わせの最終確認

−第3段階

 期間 10月13〜27日

 目的 @チームとしての意思統一(県代表を勝ち取る)、Aチーム戦術の最終確認と徹底、Bコンディショニング(最高の状態で試合に挑む)

 ・兵庫県大会(40校参加)
 1回戦 ×加古川東高(10月13日) 5−0
 2回戦 ×神戸弘陵学園高(10月14日) 4−3
 3回戦 ×尼崎高(10月27日) 1−2
 兵庫県ベスト16で敗退

 今後の課題として、サッカーの普及活動、育成システムの構築、チームおよび個人の強化などが挙げられる。

 この期間、神戸朝高サッカー部コーチとして大会に集中できたことは、地元の兵庫県朝鮮蹴球協会、神戸朝高サッカー部後援会、学校関係者の協力のおかげ。この場を借りて感謝します。(在日本朝鮮人蹴球協会技術部・梁★寿)

シニア中央サッカー大会

 優勝 南武アボジサッカー部 準優勝 西東京フィチョン 3位 東京第4アボジチュック

 MVP 朴炳延選手(南武) 得点王 金伸彦選手(西東京)

朝鮮サッカー情報

−AFC・U−16サッカー選手権予選大会
 ×オーストラリア 0−0
 ×マレーシア 4−0
 グループ1位で来年10月に開催されるAFC・U−17選手権大会に参加

−AFC・U−19女子サッカー選手権大会
 ・予選リーグ
 ×日本 3−1
 ×オーストラリア 2−1
 ×ミャンマー 3−0

 ・決勝トーナメント
 ×中国(準決勝) 4−1
 ×日本(決勝) 1−0 優勝
 来年チリで開催されるU−20女子W杯大会に出場決定

−AFC女子アワード
 1994年から始まったAFCアワード。今年初めて女子単独での表彰式が6日、クアラルンプールで開催された。

 AFC年間最優秀女子プレーヤー リ・クムスク選手
 AFC年間最優秀女子ユースプレーヤー ラ・ウンシム選手
 AFC年間最優秀女子代表チーム 朝鮮女子

【在日本朝鮮人蹴球協会】

★=口へんに寅

[朝鮮新報 2007.11.14]