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日本当局による総連と在日同胞に対する政治弾圧はとどまるところを知らない。まさに「総連に対する魔女狩り式の圧迫を強化している」(京郷新聞1月30日付) ▼一連の事件の容疑は、「薬事法」違反(東京)、「労働者派遣法」違反(神奈川)、「税理士法」違反(兵庫、北海道)、「電磁的公正証書原本不実記載」(滋賀、大阪)など。強制捜索には、公安警察を先頭に100人以上、最大600人の機動隊を動員している。「日本人相手の事件ではありえないことだ」と関係者は語る。そしてメディアは、警察当局の発表を鵜呑みにして垂れ流すだけにとどまらず、「核開発」云々などと強引に結びつけては煽る ▼反 総連、反朝鮮人の雰囲気に慣れているためか、警察当局の対応もますます横暴になるばかりだ。総連兵庫県本部の会館に乗り込んだ捜査員らは、本部職員がビデオ撮影しているのもお構いなしに、「自分たちが法だ」などと叫びながら、女性職員にまで暴力を振るった。「法の番人」たるはずの警察、その実態を垣間見た思いがした ▼総連への政治弾圧は、漆間警察庁長官みずからも公言しているように「拉致問題」解決を口実に「朝鮮が困る事柄を事件化」して摘発し、交渉に引きずり出そうという点に狙いがある ▼しかし、朝鮮人差別の「法の厳格適用」による「 総連バッシングは筋違いな腹いせ」(京郷新聞、前出)だ。そんなことのために在日同胞の人権、生活が脅かされてはたまらない。3月3日、東京と兵庫で政治弾圧を糾弾する大会が行われる。広く呼びかけて、日本当局の不当性を訴えよう。(国) [朝鮮新報 2007.2.23] |