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10月4日に発表された「北南関係の発展と平和・繁栄のための宣言」の各項目に沿って、北南関係が急激に動き始めている ▼第6項目に含まれている白頭山観光について、朝鮮アジア太平洋平和委員会と現代グループは3日、「北南間の観光事業に関する合意書」に署名。白頭山と開城への観光事業権を現代グループに譲渡し白頭山観光については来年5月から、開城観光は今年の12月から行われることになった。とりわけ白頭山観光については、ソウルからの直行便を利用することで合意した ▼第5項目でうたわれている民族経済の均衡的な発展に関する分野でも、崔平洛・産業資源部基幹製造産業本部長を団長とする南の現地視察団が3日、造船所建設敷地を調査するために平壌を訪問した ▼在日をはじめとする海外同胞が特に注目すべき第8項目だが、この分野でも動きが顕著になっている。朝鮮中央通信によると、10月31日に行われた国連総会第62回会議全体会議で、北南が共同で提起した決議「朝鮮半島の平和、安全と統一」が満場一致で採択された。決議は北と南が宣言を履行することで、朝鮮半島の平和を確かなものとし、平和統一への土台を築くとともに、北南間の統一過程が北東アジアひいては世界平和に寄与すると指摘した ▼宣言の第8項目は、国際舞台での民族の利益と共に、海外同胞の権利と利益の面でも共同歩調をとることを強調している。在日を取り巻く情勢は依然厳しいが、画期的な変化が起こるだろうということは、これらの事実を見れば「希望的観測」ではなく一目瞭然だ。(国) [朝鮮新報 2007.11.7] |