top_rogo.gif (16396 bytes)

春・夏・秋・冬

 7月、日本政府に公式謝罪と補償、戦争犯罪としての認識を自覚させる教育の実施などを求めた「従軍慰安婦」決議案が全会一致で米下院で採択された。その中心的役割を果たした日系3世のマイケル・ホンダ議員(民主党)が11月25日から4日間、南朝鮮を訪問した。滞在期間中、京畿道にある元「慰安婦」たちが住む「ナヌムの家」を訪れて対話、激励し、延世大学では特別講演をした

▼ホンダ議員は特別講演で「慰安婦」問題に取り組んだ動機について「心の中からにじみ出る正義に顔をそむけないため」などと明らかにし、「正しいことは歴史から消えない」と強調した。また、第2次世界大戦中に米政府が日系市民を収容所に隔離、虐待した事実に対して公式謝罪したように、日本政府も謝罪しなければならないとあらためて語った

▼ホンダ議員は今後の活動について、「日本企業に強制動員されて酷使、搾取された徴用者」の問題などに取り組んでいくと、過去を棚上げにして清算しようとしない日本政府に対する追及の手を緩めないことを明らかにした

▼一方、決議案を通過させる過程で米国、日本の一部世論から非難、批判を受けた事実について触れながら、米下院決議は国際社会において日本政府に圧力を加える動きを加速化させる役割を果たしていると指摘した。事実、米下院に続きオランダ下院、そしてカナダ下院も先月28日、全会一致で採択。「公式かつ誠意ある謝罪」を求めた

▼「従軍慰安婦」から強制連行問題への発展−日本の忌まわしい過去の犯罪追及はまだまだ続く。(哲)

[朝鮮新報 2007.12.3]