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再び「朝流」旋風を!

 ここ数年、日本社会をゆるがしている(?)「韓流ブーム」。在日のみならず、日本の中高年女性たちの間でも、いまだその勢いは衰えることを知らない。毎晩のようにビデオを見ている人も多いことだろう。

 ドラマやお気に入りのスターの話、料理や旅行、最近ではハングルを習う人も増えてきているようだ。ここにはその昔、銭湯をカラにしたという「君の名は」、映画館で長蛇の列を作った「愛と死を見つめて」に見る、オバサマ族の胸をときめかす純愛、少女漫画的ストーリーが一役かっている。世の中高年女性たちは、韓流に、過ぎ去りし青春時代のときめきを重ねているのだ。

 もう一方では、親の故郷に寄せる在日的な郷愁もあるだろう。

 70、80年代に来日した万寿台芸術団と平壌学生少年芸術団。あの頃の私たちは、ただただ祖国の芸術に触れた感動に酔いしれ、涙し、学校ではピョンコマのまねをし、芸術人たちは祖国の芸術を自分のものにしようと練習を重ね、今日の在日芸術文化の伝統を築いてきた。あれはまさに「朝流」ではなかったろうか…

 私は北も南もなく、民族芸術が好きだ。分断による違いこそあれど、そこに通底する民族の心に変わりはないと思う。だから、もう一度、日本で「朝流」旋風を巻き起こしたい。ピョンコマの再来日を心から熱望するし、朝鮮の芸術をもっと日本に知らせたい。

 音楽に国境はない。まず、そこから、統一、和解、平和への第一歩を始めたいのだ。(李英姫、女性同盟静岡、非専従)

[朝鮮新報 2007.2.9]