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鹿児島 朝・日友好新年交流会

国交正常化の重要性を認識

 「2008年鹿児島朝・日友好新年交流会」が1月28日、ステーションホテルニューカゴシマで行われた。集いには、鹿児島市と出水市の各階層の日本市民ら38人が参加した。

 1部では、鹿児島大学の平井一臣教授が「朝鮮半島問題を考える」というテーマで講演した。

 平井教授は、釜山大学に1年間滞在した経験について話しながら、「朝鮮半島問題、とくに朝鮮に対する日本の報道は一面的で、朝鮮に対する悪いイメージを与えようとするところにその目的がある」と指摘した。

 また、南の市民の大多数は北に対していい印象を持っており、統一を切実に願っていることが印象深かったと述べながら、朝鮮半島問題に対する正しい認識を持つためには、朝鮮が発信する情報に接するべきであり、訪朝をはじめとする交流が大切だと強調した。

 そのうえで、現在の6者会談と朝米、北南関係を見れば、日本が孤立しているのは明らかだと述べながら、こうした状況だからこそ日朝友好親善がとても重要だと締めくくった。

 2部では交流会が行われ、多くの参加者らが発言した。

 参加者らは、「初めて参加したが、朝鮮の本当の姿と日本の報道がまったく違うという印象を持った」「日本政府は朝鮮への制裁を一日も早く解除し、過去の清算と国交正常化交渉に誠実に臨むべきだ」「朝・日友好活動を活発化して、このような集いを続けなければならない」などと感想を述べた。

 交流会には総連鹿児島県本部から常任委員3人が参加したほか、黄甲鳳委員長が連帯のあいさつを行った。【鹿児島支局】

[朝鮮新報 2008.2.4]