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京都の朝・日青年ら 強制連行に関する学習会

歴史的事実の解明を

 朝・日の青年有志らが今年結成した「朝鮮人強制連行の真相を探求する日朝青年学生の会」が主催する学習会が4月9日、総連京都府本部で行われた。

 学習会には、「学生の会」メンバーと強制連行跡地の調査研究と保存活動を行っている「中丹地域の歴史と文化を発掘する会」のメンバー、日本市民ら約30人が参加した(写真)。

 学習会では、「発掘する会」の協力のもと、3月19日に京都府福知山市で行われた旧海軍福知山航空基地石原飛行場跡地でのフィールドワークに関する報告と説明、徴用により同飛行場で働いていた叔父のもとを訪ねたことのある社協京都の呉鳴夢会長の証言などがあった。

 1944年10月から始まった同飛行場の建設には多くの朝鮮人が動員されたが、連れてこられた経緯や正確な人数、生活状況などはわかっていない。

 フィールドワークでは、当時朝鮮人が暮らしていたという川辺や集会場などを見て周ったが、呉鳴夢会長の証言とは異なる点もあった。学習会では今後、こうした課題を研究者と共に解明していくことで意見が一致した。

 「学生の会」では、今後も京都市内で研究が進んでいない強制連行跡地を探し出し、積極的に活動していく予定だ。【朝青京都】

[朝鮮新報 2008.5.19]