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大阪・八尾柏原の女性団体がコンサート 音楽で日朝交流

好評だった大阪朝鮮歌舞団の舞踊

 大阪・八尾柏原地域に暮らす日本女性たちの音楽交流団体「奥様フォーラム」が5月15日、八尾大信寺講堂で大阪朝鮮歌舞団を招待して「隣の国から吹いてきた楽しい音楽の爽風」と題して音楽会を行った。日本女性75人と同胞女性40人が観覧した。

 今回の音楽会は、音楽芸術交流を通じて日本人が同じ地に住む朝鮮人と距離を置かず、友情を分かち合いながら仲良く暮らしていこうという目的で、「奥様フォーラム」と女性同盟八尾柏原支部が共同で企画したもの。

 公演第1部では、舞踊と歌「アリラン」「子どもたちよこれがウリハッキョだ」などが披露された。2部では、サムルノリと朝鮮の民族打楽器の紹介、民謡に合わせてのオッケチュム体験などが行われた。

 公演を観覧した日本女性らは、「日本語に訳して歌った『子どもたちよこれがウリハッキョだ』を聞き、とても感動して涙があふれた」「舞踊がとても優雅で、歌舞団のファンになってしまった」などと感想を述べた。

 また、オッケチュムを体験したある同胞女性は、「今回の公演はとても内容が斬新で、体をほぐすこともできたのでとてもよかった」と語った。

 「奥様フォーラム」の宮崎伊都子代表は、「これまで金剛山歌劇団の公演を観覧し感じてきた、こんなにすばらしい朝鮮の芸術を一人でも多くの日本人に見せたいという夢が叶った」と述べながら、「芸術を通じた交流はいろんな障害を簡単に乗り越えることができる。政治的には厳しい時だが、国境を越えて隣国同士として手を携えていこう」と訴えた。【八尾柏原分局】

[朝鮮新報 2008.6.2]