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「コリアン生活支援ネット『ナビ』」第4回総会 安心できる「マダン」作ろう

初心確認「同胞高齢者の力になりたい」

 NPO法人「コリアン生活支援ネット『ナビ』」の第4回総会が7月23日、同法人事務所(東京都荒川区町屋)で行われた(写真)。役員、関係者が参加した。

 総会では、「ナビ」が二つの柱としている@訪問介護事業、A訪問介護員(ホームヘルパー)養成事業についての経過が報告された。

 「ナビ」は結成以来、地元の同胞高齢者組織である「荒川アリラン長寿会」と連携し、介護を要する同胞高齢者を積極的に支援してきたほか、地域の総連活動にも尽力してきた。

 またホームヘルパー養成通信講座を2期にわたり開講、35人の同胞ヘルパーを養成した。「卒業生」は現在、同胞高齢者専門のヘルパーとして各地で活躍している。

 関係者は手探りの状態から始まった「ナビ」の活動も今年で4年目を向かえ、少しずつ軌道に乗り始めたことを実感している。しかし、だからこそもう一度、設立当初の初心に立ち返ることを強調している。

 「異国の地で老境を迎え、寂しい余生を余儀なくされた1世の高齢者たちが、安心して暮らし、過ごせる在日コリアンの『マダン』(場)を造ろう」

 そこまでの道のりが険しくても、熱い気持ちを持って前進していくことを参加者たちは語り合った。【「ナビ」事務局】

[朝鮮新報 2008.8.4]