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長崎原爆朝鮮人犠牲者追悼早朝集会 差別撤廃に向けたたかおう

早朝集会には多くの日本市民と在日同胞、南朝鮮の人も参加した

 2008年長崎原爆朝鮮人犠牲者追悼早朝集会が9日、長崎市松山町の爆心地公園内にある朝鮮人慰霊碑前で行われた。

 長崎朝鮮人の人権を守る会の主催で行われた集会には、総連長崎県本部の金清吉委員長、長崎市議会の中村すみ代議員と池田章子議員、長崎大学の船越耿一教授、静岡大学の森正孝講師、金谷博己・長崎市原爆被害対策部長、韓国原爆被爆者協会の郭貴勲前会長、韓国原爆被害者2世会の李太宰支部長を、在日同胞、日本市民ら約250人が参加した。

 7時30分から始まった集会では、参加者全員が黙祷を捧げた後、朝鮮人被爆者協会や各平和団体から贈られてきた花輪や花飾りが慰霊碑に捧げられた。

テピリで「アリラン」などを演奏し慰霊した李太宰氏

 つづいて、各界を代表して郭貴勲前会長と金清吉委員長、李太宰支部長らがあいさつし、金谷部長が長崎市長のメッセージを代読した。

 金清吉委員長はあいさつで、植民地の奴隷として虐げられたあげく祖国解放の6日前に原爆の灼熱地獄の中で犠牲となった同胞たちの無念を思いやりながら、解放後63年が経ちようやく日本人と同様の待遇を受けられるようにまで至った民族差別撤廃のたたかいの歴史を振り返った。

 また、朝鮮で暮らす原爆被害者に対し補償はおろか治療などの対策をいっさい講じていない日本政府に対し、誠実な対応を取るよう強く求めた。そのうえで、在外被爆者問題以外にも在日同胞高齢者や障がい者に対する年金差別や外国人学校処遇での差別撤廃を訴え、日本各地で行われている署名活動に一人でも多くの人が協力してくれるよう呼びかけた。

集会に参加した南朝鮮から来た高校生たち

 集会では、李太宰支部長が朝鮮の民族楽器であるテピリで「アリラン」と「故郷の春」を演奏し犠牲者たちを慰霊したのに続き、長崎朝鮮人の人権を守る会代表の高實康稔・長崎大学名誉教授が集会メッセージを読み上げた。

 参加者らは再度黙祷し、慰霊碑に一人ずつ献花して犠牲者を慰霊した。

 一方、金清吉委員長は同日、長崎市の主催で、平和公園で行われた平和祈念式典に来ひんとして参加。民族衣装に身を包んだ同胞4人が在日朝鮮人代表として原爆犠牲者に献花した。【長崎支局】

[朝鮮新報 2008.8.25]